作詞の世界。

日記

自分が作曲始めたのは中学生の頃くらいからで、高校生でDTMはじめて大学生で同人音楽始めたんですが、その頃はボカロは無くて、DTMといえば基本的にインストとかゲームBGMみたいな感じのものを作っている感じでした。まあ今でももちろん同人音楽の半分くらいはそういう方面の作品じゃないかなと思います。

ボカロ曲を作るようになって必要になった作詞作業。ずっといわゆる音屋だったので慣れるまでめちゃくちゃ苦労しました。今も苦労してます。そもそもリスナーとしても歌詞とか世界観で曲を聴くというスタンスではなく音重視だったし、文学も嗜むどころか文字視るのすら苦手という体たらく。

初期ボカロ曲は自分みたいなDTMer出身のボカロPも少なからずいらしたようで、インスト曲にボカロを付随するスタンスの曲も結構ありました。しかしボカロ黎明期から一気に世界観重視の楽曲が増えました。今では昇華されてボカロ曲独特の歌詞、世界観が当たり前になってます。

そんなボカロシーンにすっかり置いてきぼりされていた作詞能力ゼロの自分ですが、漸く少しずつ世界観というものが解ってきた気がします(遅い)。曲の作り方も世界観、作詞ありきで完成形を見通すようになってきました。音からインスピレーション拾うクセは直らないですが。

作詞に必要な能力は語彙力、想像力、表現力等色々あります。ボカロ曲は世界観重視が基本なので想像力が重要です。なので本当は詞先のほうが良いと思ってます。自分はどうしてもDAW開いてまず音出ししてそこから方向性作っていくのでそういうのを後回しにしがち。なのでとにかく一度立ち止まって世界観を構築する、というのを念頭に置かねばです。

オリジナルの世界観を持っている方の創作力は強いです。それを体現すればいいので。自分はその辺りほぼ虚無なのでなんとか捻りださないとならないのです。最近は曲の聴き方もなるべく歌詞に注目するようにしてます。思いついたフレーズもたまにメモしたりもしてます。殆ど使えないですが。

長くなりましたが作詞の世界は深いです。知れば知るほど深い世界。自分はまだ作詞の海の浅瀬を漂っているだけですが、たまには深く潜ってそこで何かを掴みたいですね。

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