■10と69 花隈千冬ver.
自分にしては珍しい、比較的落ち着いた8ビートの曲。実は稲葉曇様のラグトレインに大変影響受けてるというか、ああいう曲作りたい!って思ってつくりました。まあ全然似つかないものになってますが。ラグトレインはぬくぬくさんの絵、動画のインパクトが凄いですが、曲がホントに個性的で展開も不思議かつ中毒性があります。多分に漏れず自分もしっかり中毒になりまして、パンフルートみたいな空気音のあるリードが良くて、あとギリギリのところ攻めてるベースラインとかまあ聴き所めちゃくちゃあって語ると長いので割愛します。ぜひ皆さま聴いてみてください。
10と69というタイトルは珍しく曲を作るより前に決まっておりまして、仕事で誰かが偶然発していた言葉がきっかけです。10番と69番⇒んー10と69?なんか面白いかもって感じ。素敵なイラストにある通り、10は銃、69はロック(鍵)ですかね。歌詞内容、自分なりにつくったストーリーがあるんですが、そこは語るのも野暮なので伏せておきます。まあ端的に言うなら「人生観」を俯瞰してる感じのお話です。10歳と69歳。
この曲のキモとなるのはCメロの部分(いま老人が少年に語る~のとこ)E→Am→D→E~のあと普通Amで締まると思うんですがD♭mに飛んでます。そうすると次のF#(G♭?)からの展開にスムーズに行くんですが、このD♭mはちょい折衷感、違和感があるわけで、そこアクセントに敢えてしようかなあというまあある意味チャレンジ的なところです。たぶん音楽理論的にはダメなんだと思いますたぶん。誰もそんなとこ気にしてないと思いますけど実はそこがポイントです。
サビに関しては、ボカロ曲っぽい一気に高音展開で、もし歌ってみたいとか奇特な方いたらめちゃくちゃ苦戦すると思いますが六花さんも花隈さんもそのあたりは全然平気なので。ただかりせんに歌わせたらかなりフラフラしたような。花梨先輩はアイドルボイスなので高音は結構調声必要かなと勝手に思ってます。
そんなこんなで聴きやすくも結構中毒性の高い曲調に仕上がったのではないかなと思ってます。かなり気に入って頂いている方のお声も届いておりまして、2023ニコ動アワードにノミネートして頂いたりして感謝の極みです。誰かに響くような曲を作れたらほんとに冥利に尽きますよね。
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